会見する鄭銀敬本部長(資料写真)=(聯合ニュース)
会見する鄭銀敬本部長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスによる肺炎を巡り、韓国政府の中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は18日に記者会見で、国内外の状況を踏まえると、国内でも新型肺炎の発生が「新たな局面」を迎えているとの認識を示した。 韓国国内で海外渡航歴のない感染者が3人発生したことを挙げ、「まだ疫学的関連性を断定的に言うことはできないが、(同ウイルスによる感染症の)事例定義を拡大し、たくさん検査すれば類似の感染者が報告される可能性があるため『新たな局面』だと言っている」と説明した。 その上で、「入国者に対する検疫や(感染者の)接触者の自宅隔離といった封じ込め戦略を推進すると同時に、地域社会での感染に備えた策を取るべき時期と判断している」と述べた。 鄭氏は、香港やシンガポール、日本、タイ、台湾など海外では当初は中国から入ってきた感染者とその知人、濃厚接触者の中から感染者が発生する様相を見せていたが、2月半ばごろからは地域社会の疫学的関連性が確認されていない感染者が報告されていると説明。「(中国の)武漢から始まった流行が2次、3次感染者を通してまた別のそうした流行に向かう局面とみている」と述べた。 韓国国内では16日から18日にかけ、海外渡航歴がなく感染経路が分かっていない3人の感染者が見つかった。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 0