“映画「パラサイト」効果“チャパグリの売上が61%増＝韓国

去る12日、ソウルの大型スーパーの店舗内のラーメン売り場には「農心」のインスタント麺「チャパゲティ」と「ノグリ」が並んで陳列されていた。「チャパグリ」の作り方が記された案内版も目を引いた。

ポン・ジュノ の最新ニュースまとめ

　ポン・ジュノ監督の映画「パラサイト（邦題:パラサイト 半地下の家族）」がアカデミー授賞式で4部門を席巻すると「チャパゲティ」と「ノグリ」の販売量が急増している。韓牛入りの「チャパグリ」を食べる主人公の姿を見た映画ファンがスーパーやコンビニエンスストアに駆け付けているというものだ。

　13日、コンビニエンスストア「GS25」によると去る10日と11日、「チャパグリ」（チャパゲティとノグリ）販売量は昨年比61%急増したという。

　アカデミー授賞式が開催された10日と翌日（11日）、「チャパゲティ」と「ノグリ」購入の行列につながったという分析される。2日間、2製品の販売量は前月と比べると22.5%増えた。また別のコンビニエンスストア「CU」でも11日の一日で、「チャパゲティ」と「ノグリ」の販売量は前週に比べ、それぞれ13.2%、18.4%増加した。

　「農心」は世界の映画ファンの間で関心が集まると、YouTubeに調理方法の動画を11言語で掲載した。

　また「農心」は米国内の「チャパグリ」カップラーメン発売を検討している。現地で「チャパグリ」を探す問い合わせが急増しているためだ。米国に工場があるうえ、現地の流通チャンネルを確保しており、大きな問題はないとみられる。ただし、まだ初期段階で実際に発売するかどうかや、日程は議論が必要だとの立場だ。

　「農心」関係者は「世界各国の取引先や消費者から“チャパグリ”の問い合わせが相次いでいる」とし「チャパグリブームを続けることができるよう、様々な広報活動を行う」と説明した。