出馬を表明する黄氏=7日、ソウル(聯合ニュース)
出馬を表明する黄氏=7日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系最大野党「自由韓国党」の黄教安(ファン・ギョアン)代表は7日に党本部で記者会見し、4月15日投開票の国会議員総選挙にソウル市鍾路区から出馬すると宣言した。 鍾路区の選挙区は「政治1番地」と呼ばれ、これまで大物政治家を輩出してきた。与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナクヨン)前首相も同区からの出馬を表明しており、次期大統領選挙(2022年)への出馬が予想される政治家の支持率調査で1、2位の李氏と黄氏の「ビッグマッチ」が実現する。 黄氏は、鍾路を必ずや政権審判の場にするとし、「文在寅(ムン・ジェイン)政権を審判すべきだという世論を鍾路からソウル、首都圏、全国に広げていく。怖いのは文政権が韓国を崩壊させていくのを見守ることだ」と強調。出馬を決めた以上は最後まで突き進み、「必ず勝つ」と意気込んだ。 鍾路区では、朴槿恵(パク・クネ)前政権で最後の首相を務めた黄氏と、文在寅政権の初代首相の李氏がそれぞれ「政権審判論」と「野党審判論」を掲げて真っ向からぶつかり合い、事実上の「大統領選の前哨戦」を繰り広げることになり、総選挙でいつも以上に大きな注目を集めることになった。 一方、黄氏の出馬宣言を受け、李氏は「鍾路と韓国の未来のための善意の競争を期待する」と短いコメントを出した。
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