初の五輪出場を狙う韓国女子サッカー、立ちはだかる敵は”新型コロナウイルス”(画像:news1)
初の五輪出場を狙う韓国女子サッカー、立ちはだかる敵は”新型コロナウイルス”(画像:news1)
キム・ハクボム監督率いるU-23サッカー男子代表が1月タイで開かれたアジアサッカー連盟(AFC)U-23チャンピオンシップでサウジアラビアを下し史上初優勝と共に、9回連続でのオリンピック出場を手にした。9回連続は、世界初の快挙だ。

コリン・ベル の最新ニュースまとめ

 一方で、韓国の女子サッカー(コリン・ベル監督)は男子サッカーと異なり、現時点で一度もオリンピックへの出場経験がない。

 2020東京オリンピック予選も容易ではない道のりだ。しかし、今回はライバルチームが1つ、消えた。同グループに属した北朝鮮が参加しないため、絶好のチャンスが巡ってきたのだ。プレーオフを通過すればオリンピック行きのチケットを獲得できるが、ここにきて”新たな敵”が現れた。

 コリン・ベル監督率いる韓国女子サッカー代表は去る3日午後、済州ワールドカップ競技場でおこなわれた2020東京オリンピック・アジア地区最終予選のグループA・1次戦で、ミャンマーを相手に7-0で大勝した。

 次節は9日、同じ会場でベトナムを相手に戦う。この試合に勝てば、韓国はグループAの1位でプレーオフに進出する。十分に勝利を望める相手だが、予想だにしない変数=新型コロナウイルスが巻き起こっている。

 グループBは、圧倒的な強さを誇るオーストラリアが1位で通過する可能性が高い。よって、中国代表が2位となり、韓国代表がグループAの1位で対戦する場合、3月に2度の試合が行われ、この結果次第でオリンピック行きが決まる。試合方法はホーム&アウェイ。万が一、その時まで新型コロナウイルスの猛威が収まらない場合、会場が変更となる可能性が高い。

 大韓サッカー協会は「会場が問題だ。我々が出向くことは厳しいし、中国代表チームと応援団が韓国に来ることも容易な決定ではない」とした上で、「万が一、この状況(新型コロナウイルス)が長期化する場合、第3国での試合の可能性も排除できない」と明かした。

 海外でのAマッチ経験が少ない韓国女子代表の現実を考慮すると、自国のサポーターが応援するホームゲームが消滅するのは「マイナス要素」になると大韓サッカー協会は懸念している。


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