患者は50代の韓国人男性で、武漢を訪問後、20日に帰国した。21日に風邪の症状で医療機関を受診。25日に高熱と筋肉痛で再度受診後、26日に筋肉痛が悪化し、保健所で肺炎の診断を受け、国が指定する病院に隔離された。検査の結果、27日に新型コロナウイルスによる肺炎の感染が確認された。
疾病管理本部は現在、患者の移動経路などを確認して疫学調査を行っている。
また、26日に国内3例目の感染が確認された50代の韓国人男性と接触した計74人についてモニタリングに乗り出した。このうちホテルに勤務する1人は肺炎が疑われる症状を示して隔離されたが、検査の結果、陰性と確認された。
3例目の患者は20日に武漢から帰国した際には自覚症状がなかったが、22日夜から発熱、悪寒などがあり、風邪と考えて解熱剤を服用。25日午前には咳やたんなどの症状が現れ、疾病管理本部のコールセンターに申告して病院に運ばれた。
同部はこの患者が長時間滞在した施設の消毒を終え、立ち寄った飲食店などについても順次防疫措置を行っている。
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