金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が25日、旧正月の記念公演を観覧している(提供:news1)
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が25日、旧正月の記念公演を観覧している(提供:news1)
夫、張成沢(チャン・ソンテク)氏の処刑後、6年ぶりに公式の場で健在ぶりを現わした北朝鮮の金敬姫(キム・ギョンヒ)前朝鮮労働党秘書は、故金日成(キム・イルソン)主席、故金正日(キム・ジョンイル)総書記、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とつづくいわゆる“白頭血統”の真ん中にいる人物である。

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金敬姫前秘書は故金日成主席の長女で、金正恩国務委員長の父である故金正日総書記の妹であり、金正恩国務委員長の叔母にあたる。

金正恩国務委員長の執権後、去る2013年12月に夫が処刑されてから公式の場に現れることはなかった。

それ以後、韓国側では暗殺による死亡説、自殺説などがあげられてきた。2015年5月に米国のメディアは、故張成沢氏の側近だという匿名の高位脱北者の言葉を引用して、金敬姫前秘書は金正恩国務委員長の勢力に毒殺された可能性をあげたりもした。

韓国の国家情報院は2017年8月に、金敬姫前秘書が平壌(ピョンヤン)近郊で療養生活をしていると発表し、その後に韓国統一省は彼女が昨年4月に開かれた最高人民会議の代議員に選出されたことを把握していた。

そしてこの日、金正恩国務委員長の旧正月の公演観覧の報道に登場し、チェ・リョンヘ国務委員会第1部委員長につづき2番目に名前を呼ばれたことから、事実上政治的な地位を完全に復権した可能性があげられ注目されている。
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