金正恩氏(手前左から2人目)と共に公演を鑑賞する金慶喜氏(同4人目)=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
金正恩氏(手前左から2人目)と共に公演を鑑賞する金慶喜氏(同4人目)=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が25日、平壌で旧正月を祝う記念公演を鑑賞し、叔母の金慶喜(キム・ギョンヒ)氏が同席したと報じた。同氏は国家転覆を企んだとして2013年12月に処刑された張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の妻。公の場に姿を現したのは13年9月以来で、6年4カ月ぶりに健在が確認された。 同通信が公開した写真には、金委員長夫人の妻の李雪主(リ・ソルジュ)氏のほか、金委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏らも写っている。 金慶喜氏を巡っては粛清説や死亡説も出ていた。韓国の情報機関、国家情報院は2017年8月、平壌近郊で療養中と国会に報告していた。同氏は故金正日(キム・ジョンイル)総書記の実妹で、糖尿病やアルコール依存症など持病による問題を抱えているとされていた。 今回、金慶喜氏が金委員長や金与正氏と共に公の場に姿を現したことについては、米朝交渉が行き詰まり、金委員長が「正面突破戦」を唱える中、故金日成(キム・イルソン)主席の直系の「白頭血統」を強調し、内部の結束を図る狙いがあるとの見方もある。
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