軍関係者によると、服務中の軍人が性別適合手術の後も服務を続けることを希望したのは軍創設以来初めて。
ソウル近郊の京畿道北部の部隊で服務中のこの副士官は、昨年海外で手術を受けて部隊に戻った後に軍の病院で検査を受け、病院側は「心身障害3級」の判定を下した。副士官が休暇を取る前、病院は性別適合手術を受ければ服務できなくなる可能性があると告知したとされる。
法律や軍の規定は、軍病院で障害等級判定を受けた軍人に対して戦公傷審議および除隊審査を行うよう定めている。
陸軍はこの副士官の審議で、「本人が自ら障害を誘発した」とし、戦傷や公傷ではないとの判定を下した。
陸軍は近く審査委員会を開き、除隊可否を審査する計画だ。
現行の法令には、男性として入隊した者の性転換後の服務についての規定が存在しない。
陸軍関係者は「軍病院の心身障害判定に従い、適法に手続きを進めている」と説明した。
陸軍は、性転換者が服務を続けるべきかどうかについては国民のコンセンサス形成が必要とみられるとして、立法と制度改善によって政策的に扱う必要があると強調した。
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