北朝鮮の金桂官外務省顧問(中央)は11日に発表した談話で韓国を非難した=(聯合ニュースTV)
北朝鮮の金桂官外務省顧問(中央)は11日に発表した談話で韓国を非難した=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は13日、北朝鮮の金桂官(キム・ゲグァン)外務省顧問が発表した談話で韓国を非難したことに対する公式的な立場を示し、遠回しに遺憾を表明した。 統一部の李相旻(イ・サンミン)報道官はこの日の定例会見で、金氏の談話に対する立場を尋ねられると、取り上げる内容はないとしながらも「南北関係発展と朝鮮半島の平和定着に向けて南北が互いに尊重し、守るべきことは守るという努力をすべきだ」と答えた。 金氏は11日に発表した談話で、トランプ米大統領が韓国高官に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の誕生日(1月8日)を祝うメッセージを託したとする青瓦台(大統領府)の説明に対し、すでに米国側から親書を直接受け取ったと明らかにした上で、韓国側に対し口を出さずに自重するよう促した。 また、「南朝鮮(韓国)当局は、朝米(米朝)首脳間に特別な連絡ルートがあることをまだ知らないようだ。朝米関係の仲介役としての役割にまだ未練が残っているようだ」と述べた。 韓国内では金氏の談話について、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が新年演説で提案した南北協力に対する事実上の「拒否」との見方も出ている。 これについて李報道官は「引き続き北の態度を注視し、綿密に把握する必要がある」と述べた。
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