仁川国際空港でサーモグラフィーによる体温測定が行われている(資料写真)=(聯合ニュース)
仁川国際空港でサーモグラフィーによる体温測定が行われている(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の疾病管理本部は12日までに、中国の湖北省武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎患者が多数出ている問題に関連し、韓国で初めての感染が疑われた患者について、検査の結果、陰性と判明し、同ウイルスによる感染ではないことが確認されたと発表した。この患者は中国国籍の30代女性で、昨年12月13~17日に同市を訪れた後に肺炎を発症し、ソウル近郊の病院で隔離治療と検査を受けていた。 武漢市当局はこれまでに41人を新型コロナウイルスによる肺炎と診断。このうち男性患者1人が死亡したと発表した。 疾病管理本部は、人から人への感染などが確認されていないとする中国当局の発表などを根拠に、危機段階を「関心」で維持する方針だ。韓国政府の感染病危機管理マニュアルによると、感染症の危機段階は低い順から「関心」「注意」「警戒」「深刻」となっている。
Copyright 2020(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0