サムスン電子製スマートフォン「ギャラクシーノート10」の広告(資料写真)=(聯合ニュース)
サムスン電子製スマートフォン「ギャラクシーノート10」の広告(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が8日発表した2019年10~12月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は7兆1000億ウォン(約6500億円)で前年同期比34.2%急減した。前期比でも8.7%減となった。売上高は59兆ウォンで前年同期比0.4%、前期比4.8%、それぞれ減少した。 営業利益は証券各社の予想平均(6兆5000億ウォン台)を上回った一方、売上高は予想平均(60兆5000億ウォン)をやや下回った。 19年の四半期別営業利益は、1~3月期と4~6月期には6兆ウォン台にとどまったが、7~9月期は7兆ウォン台を回復。10~12月期も7兆ウォン台をキープし、10~12月期に業績が底を打ったと分析されている。 主力製品である半導体メモリーの需要がサーバー向けやモバイル機器向けを中心に増加し、コスト競争力が強化されたことが、業績の支えになったようだ。また、スマートフォン(スマホ)事業で高価格帯の「ギャラクシーノート10」や「ギャラクシーフォールド」の販売が予想より好調なことも業績に影響したとみられている。家電事業でも、高級テレビや家電新製品の販売が好調だったと予想される。 一方、サムスン電子の19年通期の営業利益は27兆7000億ウォンで前年比52.9%急減。通期では15年(26兆4000億ウォン)以来の低水準となった。 19年通期の売上高は前年比5.8%減の229兆5000億ウォンで、16年(201兆8000億ウォン)以来の低水準を記録した。
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