李九段は2016年に囲碁AI「アルファ碁」と対局している。1勝4敗に終わったが、アルファ碁から1勝を挙げたプロ棋士は李九段が唯一(資料写真)=(聯合ニュース)
李九段は2016年に囲碁AI「アルファ碁」と対局している。1勝4敗に終わったが、アルファ碁から1勝を挙げたプロ棋士は李九段が唯一(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】先ごろ引退を表明した韓国のプロ囲碁棋士、李世ドル(イ・セドル)九段が、引退対局として18、19、21日に韓国製の囲碁人工知能(AI)「ハンドル」と3度対局する。同AIを開発した韓国ゲーム大手のNHNが3日、発表した。 最初の2局はソウルで、最終局は李氏の出身地である南西部の全羅南道・新安で行う。 李氏は1983年生まれ。95年に入段し、国際棋戦で18回、韓国国内棋戦で32回優するなど、「世界最強」の囲碁棋士と呼ばれた。2016年には米グーグル傘下の英ディープマインドが開発した囲碁AI「アルファ碁」と対局。1勝4敗に終わったものの、アルファ碁から1勝を挙げたプロ棋士は李九段が唯一だ。李氏は先月19日に韓国棋院にプロ引退届を提出した。 ハンドルはNHNが2017年12月にお披露目した囲碁AIで、今年1月に5人の九段との5連戦で全勝した。8月に中国で開催された囲碁AIの世界大会では3位だった。 NHN側は「李九段の引退対局の相手としてハンドルを提供することを光栄に思う。韓国の囲碁界に深い意味を残す対局になるよう、しっかり準備する」とコメントした。
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