リオデジャネイロ五輪のテコンドー男子68キロ級で銅メダルを獲得したイ・デフン(資料写真)=(聯合ニュース)
リオデジャネイロ五輪のテコンドー男子68キロ級で銅メダルを獲得したイ・デフン(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】2020年東京五輪で、韓国は04年のアテネ大会から5大会連続の国別順位10位以内を目標に掲げる。これに向け、最大10個の金メダル獲得を目指す。今大会も、期待がかかるのはテコンドー、アーチェリー、射撃、フェンシングなど韓国が伝統的に強い競技だ。ゴルフ、野球などでも再びの金メダルを狙う。 東京五輪でのメダルレースの先鋒に立つのがテコンドーだ。00年のシドニー大会から五輪正式競技となったテコンドーは、これまで大会後半に実施されていたが、東京大会では初めて開会式翌日(7月25日)にスタートし、4日間行われる。 韓国は過去最多となる男女各3階級、計6階級の出場権を得ている。出場選手全員が金メダル候補だが、中でも3大会連続の五輪出場となる男子68キロ級のイ・デフンへの期待は大きい。イは世界選手権、アジア大会、アジア選手権では優勝経験があるが、まだ五輪表彰台の真ん中に立ったことはない。男子58キロ級に出場した12年のロンドン大会は銀メダル、68キロ級で挑んだ16年のリオデジャネイロ大会では銅メダルだった。 アーチェリーは国内での激しい代表争いが残っているが、女子世界ランキング1位のカン・チェヨンが有力な金メダル候補に挙げられる。リオデジャネイロ大会の代表争いでは4位となり五輪出場を果たせなかったが、東京大会でその無念を晴らせるかどうか注目される。 五輪の射撃で初めて同一種目3連覇を果たした秦鍾午(チン・ジョンオ)は、東京大会で華やかなフィナーレを飾りたいと意気込む。秦はこれまでに五輪でメダル6個(金4、銀2)を獲得しており、東京大会でメダルを追加すれば韓国人選手の五輪最多メダル記録を打ち立てることになる。 フェンシングでは、男子サーブルの世界ランキング1位に立つオ・サンウクが金メダルの有力候補だ。男子サーブルは団体でも世界ランク1位をキープしており、個人戦と団体戦の両方で好成績が期待される。 女子ゴルフは2大会連続の金メダルに挑む。韓国は、女子ゴルフが116年ぶりに五輪競技に復活したリオデジャネイロ大会で朴仁妃(パク・インビ)が優勝を果たし、世界最強を立証した。 12年ぶりに五輪競技に復活する野球でも金メダルを狙う。韓国は08年の北京大会で金メダルを獲得したが、その後2回の大会では野球が正式競技から除外されたため、最後の五輪王者となっている。
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