文在寅大統領(左から2人目)は約1年3カ月ぶりに安倍晋三首相(右から2人目)と会談した=24日、成都(聯合ニュース)
文在寅大統領(左から2人目)は約1年3カ月ぶりに安倍晋三首相(右から2人目)と会談した=24日、成都(聯合ニュース)
【成都聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、中国・成都で安倍晋三首相と会談し、日本の対韓輸出規制措置と関連し、「日本が取った措置が7月1日以前の水準に速やかに戻されなければならない」と述べ、安倍首相に対し同問題に関心を持ち、決断するよう要請した。青瓦台(大統領府)の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官が会見で伝えた。 これに対し安倍首相は東京で先ごろ開かれた韓日の輸出管理政策対話が有益に進められたと承知しているとし、同問題を輸出当局間の対話を通じ解決していく方針を示した。また、韓日は隣国であり、互いに関係が重要であることで一致しているとし、対話を通じて問題を解決していきたいと話した。 これに対し文大統領は実務協議が円滑かつスピード感を持って進行されるよう、安倍首相と共に促していく考えを示した上で、「今回の会談が対話を通じて問題が解決されるよう両国国民に希望をあたえる契機になることを願う」と述べた。 韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じた強制徴用判決と関連しては、立場の違いを確認しながらも、対話による問題解決が必要であるとの部分では一致した。特に同問題を速やかに解決し、首脳会談が頻繁に開催されるべきとの考えも共有したという。 両首脳はまた、厳しさを増す朝鮮半島情勢について意見を交換し、韓日および韓米日の緊密な連携と意思疎通の重要性を強調した。 安倍首相は北朝鮮による拉致問題の解決に向けた支援を要請し、文大統領は「日本の努力を今後も支持する」と応じた。 両首脳は来年開かれる東京五輪を通じたスポーツ交流や人的な交流の重要性について同意し、多くの国民が互いに対して心を開くよう力を傾けていくことにした。 両首脳の正式な会談は6回目で、昨年9月に米ニューヨークでの国連総会に合わせて開かれて以来、約1年3カ月ぶり。
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