対局に臨む李世ドル九段=18日、ソウル(聯合ニュース)
対局に臨む李世ドル九段=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のプロ囲碁棋士、李世ドル(イ・セドル)九段が18日、ソウル市内で韓国製の囲碁人工知能(AI)「ハンドル」との引退対局第1局に臨み、92手で黒番中押し勝ちを収めた。  米グーグル傘下・英ディープマインドが開発した囲碁AI「アルファ碁」との3年前との対局とは異なり、この日の対局は2子局、コミ7目半と李氏に大きなハンディを与える方式で行われた。ハンドルの優位とみた設定だった。 しかし、ハンドルは中盤で自らの石が包囲されていることを把握できないというミスを犯して形勢を崩し、あっけなく勝負がついた。 李氏は19、21日にもハンドルと対局する。同氏は国際棋戦で18回優勝するなど「世界最強」の囲碁棋士と呼ばれた。「アルファ碁」との対局では1勝4敗に終わったものの、アルファ碁から唯一勝利を挙げたプロ棋士となった。先月19日に韓国棋院にプロ引退届を提出した。 ハンドルはNHNが2017年12月にお披露目した囲碁AIで、今年1月に5人の九段との5連戦で全勝した。8月に中国で開催された囲碁AIの世界大会では3位だった。李世ドル九段=(聯合ニュース)[

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