米特別代表「非核化交渉、レッドラインはない」＝北朝鮮に会談提案

訪韓中の米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表が16日、北朝鮮が独自設定した年末交渉期限と関連し「米国はレッドラインを設けていない」と強調し、韓国滞在期間中、北朝鮮との会談を提案した。

前日2泊3日の日程で韓国入りしたビーガン代表はこの日、ソウルの外交部庁舎で李度勲（イ・ドフン）朝鮮半島平和交渉本部長と、米韓北朝鮮首席代表協議後、略式記者会見でこのように伝え「（米国は）目標を持っている。両国の指導者が歴史的なシンガポール会談でした約束を引き続き追及する」と強調した。

ビーガン代表はまた先週の国連安保理開催を言及し「米国は北朝鮮側に創意的な解決方法を提示した。直ちに妥当性がある段階と、柔軟な措置を通じてバランスの取れた合意に至る準備ができている。双方が満足できる合意が準備できていると北朝鮮に伝えた」と述べた。

ビーガン代表は「われわれに与えられた使命を果たすべきときだ。目標を達成すべきとき」と強調し、「北朝鮮は米国にどう接触するのかを知っている」とし北朝鮮に会談を提案した。

年末前後と提起されている北朝鮮の挑発の可能性については「このような挑発は恒久的平和体制を樹立するうえで、まったく役に立たないだろう」と述べた。