会合終了後に共同記者会見を行う(左から)中国の馬暁偉国家衛生健康委員会主任、朴長官、日本の加藤勝信厚生労働相=15日、ソウル(聯合ニュース)
会合終了後に共同記者会見を行う(左から)中国の馬暁偉国家衛生健康委員会主任、朴長官、日本の加藤勝信厚生労働相=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】第12回韓中日保健相会合が15日、ソウルで開かれ、3カ国は「情報通信技術(ICT)を通じた普遍的医療保障の達成」「感染症の予防・対応」「健康で活動的な高齢化」を目指して積極的に協力することで一致した。 韓国保健福祉部によると、3カ国は共同声明で「科学的根拠に基づく健康管理対象者の発掘と地域社会に基盤を置く保健医療・福祉サービス提供の必要性に共感する」とした上で、「ICTおよびビッグデータの活用を促す技術と道徳的で効果的な個人の健康情報の使用例を共有することで、低コストで多様な医療サービスを提供する」との方針を示した。 朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官は「韓国でICTは普遍的医療保障達成に向けた保健医療システムの中核要素として定着している」と紹介した。 3カ国は「持続的に3カ国間の迅速な情報共有を強化し、域内公衆保健に対する脅威を監視し、感染症の流行でもたらされる全ての脅威に対する対応力の強化を図る」と強調した。 また、「健康で活動的な高齢化が持続可能な成長の前提条件であることを理解し、住居・医療・療養・介護サービスなどの連携・統合的な提供に向け努力する」との方針を示した。 3カ国は高齢化政策に対する各国の政策志向を盛り込んだ共同声明を今月中国で開かれる韓中日首脳会談の際に提出することでも合意した。 会合は新型インフルエンザへの対応を協議するため、韓国の提案で2007年に初めて開かれた。3カ国持ち回りで開催され、来年は中国で行われる。
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