大韓航空、カナダ居住の韓国人”同性夫婦”を家族と認定

大韓航空が、韓国人女性の同性夫婦を家族として認めた。

　12日、航空業界によると去る9日、大韓航空はカナダで婚姻した韓国人の40代女性同性夫婦に対して「スカイパス」家族登録を認めたという。

　大韓航空のスカイパスは、大韓航空を利用する会員と会員家族にボーナス航空券と座席アップグレードなどの特典を与えるマイレージプログラム。

　スカイパス会員が家族を登録するためには、登録する家族との関係および生年月日が明示された法的書類が必要となる。国外居住者の場合、6か月以内に発行された結婚証明書、出生証明書、戸籍謄本、税金証明書などの書類を提出しなければならないが、今回の場合、同性婚が認められているカナダで発給される婚姻証明書を提出し、家族登録が成された。

　韓国では、同性夫婦が法的に婚姻関係として認められておらず、入院や手術同意が必要な場合、互いが保護者として認められず、相続権を主張できないなどの差別があった。

　大韓航空の関係者は「家族マイレージ制度運用をはじめたころから個人の性を区分したり、差別する別途の規定を置くことはなかったが、各国の関連法を根拠にして家族関係を認め、家族として登録している」と説明した。