レッドカードで退場のパク・ハンソ代表監督に、ベトナム首相「偉大な犠牲」と賛辞

サッカーベトナム代表の2019東南アジアン（SEA）ゲーム・男子サッカー優勝を導いた韓国人監督＝パク・ハンソ氏にグエン・スアン・フック首相が賛辞をおくった。

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　パク監督率いるベトナムU-22代表は去る10日、フィリピン・マニラでおこなわれたインドネシアとのSEAゲーム・男子サッカー決勝戦に3-0で勝利。ベトナムは去る1959年以降、60年ぶりに同大会で優勝を手にした。

　パク監督と選手団は11日に帰国。現地警察の警護を受けて首相官邸へと向かった。

　現地メディアの報道によると、グエン・スアン・フック首相はこの席で「SEAゲームであげたベトナム代表の成功は優秀な指導者、勝利への強い意思をみせた選手たち、ベトナムから声援をおくったサポーターたちがいたから可能だった」と祝福。

　また、試合後半、審判の判定に抗議したパク監督がレッドカードで一発退場となったことにも言及。首相は「監督が選手たちに代わり、レッドカードをもらったことは偉大な犠牲だった」と声をかけた。

　首相の祝福と賛辞を受けたパク監督は「SEAゲームの重要性はよくわかっていた。女子代表チームがSEAゲームで何度か優勝をしていた中、男子代表の優勝経験はなく、プレッシャーも感じていた」とし、「しかし、我々はベトナム精神を前面に出して、サポーターの期待に応えることができた」と笑顔で心境を明かした。