懇談会で発言する邱国洪駐韓大使=12日、ソウル(聯合ニュース)
懇談会で発言する邱国洪駐韓大使=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】中国の邱国洪駐韓大使は12日、習近平国家主席が来年上半期の韓国訪問を真剣に考慮していると述べた。韓国経済団体の全国経済人連合会(全経連)から韓国企業との懇談会に招かれ、演説した。 先週、中国の王毅国務委員兼外相が韓国を訪れている。邱氏は「両国首脳の相互訪問に先立つ政治的な準備のため訪問した」としながら、こうした高官レベルの真剣な関係が韓中関係の発展に重要な契機になるだろうと評した。 同氏はまた、「両国間にあつれきや見解の相違もあったが、適切に解決していくことになるだろう」と述べた。米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を巡ってこじれた韓中関係を、立て直す方向で進むことを示唆する発言だ。また、両国関係は潜在力が大きいとしながら、高官の意思疎通の強化や、経済と人文交流の活性化などに意欲を示した。 この日の懇談会は中国事業と投資環境、中国ビジネスの改善方向をテーマとし、韓国企業側は韓中の経済関係をTHAAD問題が起きる前の状態に戻す必要があると訴えた。 
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