康京和外交部長官(左)とあいさつするペンス=(聯合ニュース)
康京和外交部長官(左)とあいさつするペンス=(聯合ニュース)
【香港聯合ニュース】韓国教育放送(EBS)のキャラクター、ペンスの人気ぶりが海外メディアでも報じられている。

ペンス の最新ニュースまとめ

 

 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは11日の記事で、「無表情なぼんやりした顔で、身長が2.1メートルのペンスは人間でないにもかかわらず『今年の人物』になった」とし、「南極からやって来たジャイアントペンギンのペンスは、BTS(防弾少年団)のようなグローバルスターになることを願っている」と紹介した。

 ペンスは韓国就職情報サイトのインクルートが先ごろ成人2333人を対象に行った「2019今年の人物」を選ぶ調査で20.9%の得票率を記録し、放送・芸能分野で1位になった。

 コミュニティーサイト「DCインサイド」が実施した人気投票でも、ペンスは18.6%の得票率でBTSや人気タレントのユ・ジェソクを抑えて1位を獲得した。

 ペンスは韓国外交部のPRビデオに登場し、康京和(カン・ギョンファ)長官とも対面するほど人気が高く、動画投稿サイト「ユーチューブ」のチャンネル登録者数は6月の10万人から128万人に増加した。

 サウスチャイナ・モーニング・ポストは「ペンスは敬語を拒否し、社会的規範を攻撃して自らをスーパースターで『セレブ』になったと自慢する」とし、保守的な韓国社会では起こり得ないことだと伝えた。

 また、タブーを破って社会的カテゴライズを拒否する行動は、社会的不平等に耐えながら階級上昇をあきらめて生きる韓国の若者世代を熱狂させていると分析した。

 購買力を持つ20代や30代からの人気を受け、キャラクター商品化などによる市場開拓の可能性も期待されている。

 株式市場では、EBSとコンテンツ活性化のための業務協約(MOU)を締結した幼児教育専門企業のユーエンジェルや、ペンスのグッズプレゼントを実施するインターネット書店大手のイエス24の株価が大幅に上昇した。

 韓国政府系シンクタンクの産業研究院は、先ごろ公開した報告書で「ペンスは世界的に人気を集める韓国の次世代文化輸出品になる潜在力がある」と見通した。


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