米軍偵察機RC135Wの飛行ルート(エアクラフト・スポットのツイッターより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
米軍偵察機RC135Wの飛行ルート(エアクラフト・スポットのツイッターより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が北西部・東倉里の「西海衛星発射場」で「重大な実験」を行ったと発表した翌日、米軍の主力偵察機が韓国首都圏の上空を飛行したことが分かった。北朝鮮の追加実験や挑発の動きを把握するため、監視活動を強化しているようだ。 民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」で9日、米空軍の偵察機RC135Wがソウル近郊の京畿道南部の上空を西から東に飛行したことが確認された。同機は今月2日と5日にも朝鮮半島上空を飛行し、作戦を行っている。 RC135Wは米空軍主力の通信傍受用偵察機で、ミサイル発射前に地上の計測機器が発するシグナルを捉え、弾頭の軌跡などを分析する装備を備えている。 米軍は北朝鮮による先月28日の「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」連続発射実験を前後し、偵察機の朝鮮半島出動を増やしている。 北朝鮮が一方的に設けた対米交渉期限の年末を前に「重大な実験」に踏み切ったことから、米軍の北朝鮮への監視はこの先一段と強まる見通しだ。米軍は意図的に偵察機の位置情報を明かして飛行し、北朝鮮に警告を発しているとの見方もある。 北朝鮮は8日、東倉里の西海衛星発射場で「戦略的な地位をもう一度変化させる上で重要な作用をする重大な実験」を7日午後に行ったと明らかにした。大陸間弾道ミサイル(ICBM)や衛星打ち上げ用ロケットのための新型エンジン実験だった可能性が指摘されている。
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