北朝鮮の朝鮮中央テレビが先月29日に報じた超大型放射砲の連射の様子=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮の朝鮮中央テレビが先月29日に報じた超大型放射砲の連射の様子=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ニューヨーク聯合ニュース】国連安全保障理事会は4日(現地時間)、北朝鮮の「超大型放射砲(ロケット砲)」など短距離飛翔(ひしょう)体の発射を巡り非公開会合を行った。北朝鮮問題はソマリア・シリア情勢を議論する会合で「その他の案件」として協議された。 会合の開催は欧州の理事国が要請した。 英国やフランスなど欧州6カ国の国連大使は会合後、「先月28日のミサイル発射をはじめ、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射に深い憂慮を表明する」として、「挑発的な行為を糾弾する」と非難する共同声明を発表した。 声明は対北朝鮮制裁決議の忠実な履行のため、国際社会が積極的に取り組む必要があると強調。北朝鮮に対しては、大量破壊兵器や弾道ミサイル計画を廃棄する具体的な措置を取り、米国との意味のある交渉に臨むよう改めて促した。 6カ国は10月にも声明を出している。前回と同じく、米国は参加しなかった。 今年に入り、北朝鮮が飛翔体を発射したのは13回。直径600ミリとみられる超大型放射砲の発射は先月28日が4回目となる。 声明は安保理の公式声明ではない。米国や中国、ロシアが非公開会合でどのような立場を示したかは確認されていない。
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