トッテナム大逆転のアシストはボールボーイ、ソン・フンミンと記念写真 「人生で忘れられない日」

トッテナムの逆転勝利に重要な”アシスト”をしたボールボーイが「人生で最高の日であり、忘れられない思い出」と心境を明かした。

ソン・フンミン の最新ニュースまとめ

　トッテナムは28日（現地時間）、少年のエピソードをクラブチーム公式ホームページで伝えた。

　現地時間の26日、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）グループリーグ第5節トッテナム対オリンピアコスの試合で、トッテナムが4-2の逆転勝利を収めた。

　前半終了間際までオリンピアコスに2点のリードを許していたトッテナムが、前半アディショナルタイムにデレ・アリのゴールで1点を返した。1-2で迎えた50分、トッテナムは右サイド高い位置でスローインを獲得。すると、ボールボーイはすぐさまボールをセルジュ・オーリエに渡す。ボールをキャッチしたオーリエは素早くスローインで試合を再開し、ボールがルーカス・モウラに通ると、モウラはドリブルで駆け上がり、中央にグラウンダーのクロスを供給。これをハリー・ケインがダイレクトで決めて、同点に追いついた。

　得点が決まった直後、ジョゼ・モウリーニョ監督はボールボーイのもとへ行き握手。さらにハグし、ボールボーイの素早い行動を称賛した。みごと逆転勝利し、試合後のインタビューでモウリーニョ監督は「あの少年は賢かった。試合の流れを読むことができ、試合の意味を理解し、とても重要なアシストをしてくれた」と語った。

　少年はクラブのホームページを通して「何が起きたのか、今でも信じられない」とし、「正直に言うと、ケイン選手のゴールを見ることはできなかった。急いでボールを渡し、自分の位置に戻ってピッチを見ると、すでにケインはゴールパフォーマンスをしていた」と回想。

　また「電光掲示板のリプレーを見て、何が起きたのかやっとわかった。そしてモウリーニョ監督が僕に近づいてきてハグしてくれた。人生で忘れられない思い出」と語った。

　なお、ホームページにはソン・フンミンと笑顔をみせる写真も掲示された。