統一部の李報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
統一部の李報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が韓国との経済協力事業の金剛山観光問題を巡り、韓国側施設の撤去を求めている問題で、文書交換による協議を行うとの北朝鮮の立場に変わりがないことが27日、分かった。 韓国統一部の李相旻(イ・サンミン)報道官はこの日の定例会見で、南北間の立場の違いについて具体的な説明を求められると、「金剛山観光の問題を巡る南北間の立場の隔たりは依然大きい」とした上で、北朝鮮側が書面で撤去の日程や計画を知らせるよう求めていると答えた。 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は先月、金剛山を視察した際に韓国側施設について「みるだけでも気分が悪くなる」と述べ、撤去するよう指示した。北朝鮮側は韓国に対し施設撤去に関する協議を書面で行うよう要求している。 一方、韓国側は直接対話の必要性を提起したが、北朝鮮は今月11日、「つまらない主張を続けるなら、施設を放棄したと見なし、一方的な撤去を断行する」と通告した。 
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