ASEAN加盟国の首脳らと記念撮影を行う文大統領(中央)=26日、釜山(聯合ニュース)
ASEAN加盟国の首脳らと記念撮影を行う文大統領(中央)=26日、釜山(聯合ニュース)
【釜山(特別取材団)聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国首脳らに対し、北朝鮮の非核化を巡る米朝実務協議が早期に再開され実質的な成果が導き出されるよう支持を求めた。 文大統領は前日開幕した韓・ASEAN特別首脳会議に出席するため釜山を訪れているASEAN加盟国の首脳らを招き昼食会を開いた。昼食会は非公開で行われた。 青瓦台(大統領府)によると、文大統領は朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着に向けた韓国政府の取り組みを紹介し、米朝非核化交渉への一致したメッセージを発信するよう要請した。 文大統領は「朝鮮半島で70年以上続いてきた敵対関係を解消するためには、当事国間の信頼構築とともに持続可能な対話プロセスの枠をつくり、具体的な成果を積み上げていくことが重要だ」と強調した。 特に、朝鮮半島問題解決の3原則(武力不行使、安全保障、共同繁栄)を紹介し、北朝鮮との軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)の国際平和地帯化構想についても支持を要請した。  また、韓国が東アジアの平和と繁栄をリードする国を目指すとの意思も表明した。 これに対しASEAN首脳らは、朝鮮半島を含む北東アジアの平和と安定が東南アジアの安保とも緊密につながっていることを確認し、朝鮮半島平和プロセスの進展に向けた韓国政府の努力を高く評価した。 青瓦台は「今回の昼食会で、朝鮮半島平和プロセスに対するASEAN諸国の理解を高め、積極的な協力を確保することになった」と評価した。
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