パク・ハンソ監督に人種差別行為のタイ代表GKコーチを提訴＝ベトナムサッカー協会

パク・ハンソ監督に人種差別的なジェスチャーをし、パク監督ともみ合ったタイ代表のコーチが人種差別規定違反で、アジアサッカー連盟（AFC）に提訴された。

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　21日（現地時間）、ベトナムメディア「VN EXPRESS」によると、ベトナムサッカー協会はタイ代表チームのサシャ・トディッチ（セルビア）GKコーチの行為が人種差別禁止規定に該当するのかを判断してほしいとAFCに提訴した。

　事の発端は東南アジアのライバル＝ベトナムとタイの2022FIFAカタールワールドカップ・アジア地域2次予選第5戦（0-0）で起こった。

　試合直後、パク・ハンソ監督とタイ代表の西野監督が握手する過程でトディッチコーチがパク監督に向かって言葉を発しながら、自身の胸の高さで手のひらを返し、指を動かしたもの。

　これにパク監督はすぐさまトディッチコーチに詰め寄って抗議し、他のコーチ陣がこれを止める過程でもみ合いになった。

　試合後、記者会見でパク監督は彼について「私が指示するたびに、あざ笑うような表情をした。神経戦だと思う」と述べた。

　ベトナム現地メディアは「トディッチの無礼な行為は今回が初めてではない。去る9月に開かれた第1戦のときもパク監督に無礼な行動をした」と批判した。

　これに対してトディッチコーチは自身のジャスチャーについて「ベトナムが現在トップにいるが、直ぐにタイにその場を譲るだろうということを表現しただけで、差別行為はなかった」と主張した。