ドナルド・トランプ米国大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長 (提供:news1)
ドナルド・トランプ米国大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長 (提供:news1)
米国国務省は11日(現地時間)、北朝鮮とのシンガポールでの合意の進展のためのドナルド・トランプ米国大統領の意志ははっきりしていると明かした。

米国国務省の報道官は、韓国青瓦台(韓国大統領府)のジョン・イヨン国家安保室長が「米国がかなり積極的に北朝鮮を説得している」と発言したことについて先のように語った。

また「トランプ大統領は新たな米朝関係と恒久的平和システムの構築、完全な非核化という、昨年シンガポールでの首脳会談による合意を進展させようとする意志ははっきりしている」と強調した。

マーク・フィッツパトリック米国国務省不拡散担当の前次官補は報道インタビューの中で、米国は積極的な態度を見せているが、北朝鮮が対話を拒んでいることが問題であると語り、「これは北朝鮮の圧迫戦術の一部だ」とし、「年内の時限を定めておいて圧迫しながら米国からより多くの譲歩を引き出そうしている」と明かした。

ロバート・アインホーン米国国務省不拡散軍縮担当の前特別補佐官も「北朝鮮は、米国大統領選挙を前に控えたトランプ大統領が対北朝鮮外交の成果を願っていると判断し、より多くの譲歩を引き出すために対話を拒んでいる」と分析した。

また、米国国務省の元高官は「トランプ大統領は、シンガポールでの合意で“朝鮮半島の非核化”という言葉を使うことに同意し、米韓合同軍事訓練を取り消し及び縮小し、在韓米軍の減縮支持、北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射の黙認、韓国に高額の防衛費分担の要求などをしてきた」と指摘した。そして「北朝鮮はこのようなトランプ大統領を圧迫して、追加の譲歩を引き出すために対話を拒んでいる」と説明した。
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