脱北者団体「北朝鮮船員の追放は反憲法的…国際刑事裁判所に告発」(提供:news1)
脱北者団体「北朝鮮船員の追放は反憲法的…国際刑事裁判所に告発」(提供:news1)
北朝鮮の同僚船員16人を殺害したと伝えられた北朝鮮の船員2人を追放した韓国政府の措置と関連し、脱北者団体が国家情報院長と統一部長官、国防部長官を国際刑事裁判所(ICC)に告訴するという立場を明らかにした。

 北朝鮮人権団体総連合会は12日、ソウル鍾路区の政府ソウル庁舎前で記者会見を開き「調査と裁判もなく、たった5日で北朝鮮の船員2人を北朝鮮に送還したという事実は、反憲法的・反人権的」だとして、国家情報院長など関連者らを国際刑事裁判所に告訴すると発表した。

 彼らは声明文を通じて「今回の事件は25年間で3万5000人の脱北住民が韓国を訪れて以来、初の強制送還」とし「最も恥知らずで、反人類的であり、反人道的な犯罪」と主張した。

 続けて「強制追放された青年たちが最も野獣的な手段で殺されることを思うと胸が震える」と付け加えた。

 先立って政府は去る7日、海上で16人の同僚船員を殺害し逃走したとわかった北朝鮮船員2人を板門店(パンムンジョム)を通じて、北朝鮮に追放したと明らかにした。韓国へ来た北朝鮮住民を、板門店を通じて追放したのは今回が初めてだ。


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