金剛山観光地区にある離散家族面会所(統一部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
金剛山観光地区にある離散家族面会所(統一部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は6日、北朝鮮が南北協力事業の金剛山観光地区にあるホテルなど韓国側施設の撤去を求めたことについて、北朝鮮に韓国当局と事業者からなる施設点検団の現地訪問を提案する通知文を送ったと明らかにした。通知文は5日午前、南北共同連絡事務所を通じ、朝鮮アジア太平洋平和委員会宛てに送付したという。同問題を巡って韓国が北朝鮮に通知文を送るのは2回目で、北朝鮮側と接触し、金剛山観光問題を全般的に協議する狙いとみられる。

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 北朝鮮は先月25日、金剛山にある韓国側施設の撤去を求める通知文を統一部と金剛山観光事業を手がけていた現代峨山に送り、文書交換の形で協議することを提案。韓国政府は同28日、施設の撤去問題に限らず金剛山観光問題を包括的に議論するため、実務会談を提案する通知文を送った。だが、北朝鮮は翌日にこれを拒否した。

 韓国政府は北朝鮮が文書での協議にこだわる場合、実務接触と文書での協議を並行することも検討しているとされる。

 ただ、今回は北朝鮮が韓国当局との正式会談などを避けている状況を踏まえ、「実務会談」には言及しなかったようだ。

 韓国政府は今後、金剛山問題の敏感さなどを考慮し、南北間の通知文交換について具体的に公表しない方針という。


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