文喜相国会議長(資料写真)=(聯合ニュース)
文喜相国会議長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が3日から9日間の日程で日本とメキシコを訪問する。国会が1日発表した。 文議長はまず、4日に東京で開かれる20カ国・地域(G20)国会議長会議に出席するため4日間の日程で訪日する。滞在中は日本の政界関係者と面談し、未来指向の韓日関係修復を提案する計画だ。  旧日本軍の慰安婦問題は日本の天皇(現上皇)の謝罪で解決するとした文議長の発言について、山東昭子参院議長が問題視し、国会議長会議に合わせた個別会談に応じない姿勢を示すなど難しい状況ではあるが、冷え込んだ韓日関係の改善の糸口を見いだすことができるか注目される。 文議長は2月に行われた米ブルームバーグとのインタビューで、当時の天皇について「戦争犯罪の主犯の息子」と表現し、「日本を代表する首相か、間もなく退位する天皇の一言でよい。高齢の元慰安婦の手を握って心から申し訳ないと言えばそれで(慰安婦問題が)解決する」と発言。日本側から抗議を受けた。 文議長は4日のG20国会議長会議で、「自由で開放的な公正貿易および投資促進」をテーマに演説をする。自由貿易の秩序回復などに向けた韓国の構想を説明し、各国の協力の必要性を強調する予定だ。  5日には早稲田大で「未来指向の韓日関係修復のための提言」をテーマに学生に向け特別講演を行う。 6日には中堅国機構(MIKTA)国会議長会議に出席するため、メキシコに向け出発する。MIKTAは韓国、メキシコ、インドネシア、トルコ、オーストラリアの5カ国で構成。会議では5カ国の国会議長が持続可能な開発、テロへの対応、経済協力などについて話し合う。
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