写真:Yonhap News
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【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は28日の国会質疑で、先の日本訪問の成果を尋ねられ「一言で言い切るのは難しい」とした上で、「日本の態度に変化がない部分もあれば、やや変化の兆しが垣間見える部分もあった」と答弁した。

 李氏は「即位礼正殿の儀」に出席するため22~24日の日程で訪日し、24日に安倍晋三首相と会談した。

 答弁で李氏は「変化の兆しはより大切に管理していく必要がある。日本の態度に変化がみられない部分は、両国の立場の違いに起因しているものもあるので知恵を絞りながら克服しなければならない」との考えを示した。

 24日の会談で安倍氏は両国関係が非常に厳しい状況に置かれており放置してはならないと指摘した上で、両国の外交当局間の意思疎通のほか、民間、青少年、経済、地方自治体の交流継続の必要性に言及したという。李氏は「その中から少しの変化の可能性を読み取った」と説明した。

 また、安倍氏が両国関係悪化の理由が韓国側にあり、解決のきっかけも韓国側が設けるべきだと述べたのに対し、李氏は「両国の立場の違いを、知恵を絞って解決していくべきだと答えた」と明らかにした。


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