会談で握手を交わす李首相(左)と安倍首相=24日、東京(聯合ニュース)
会談で握手を交わす李首相(左)と安倍首相=24日、東京(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は24日、同日行われた日本の安倍晋三首相との会談で、両国関係が改善され文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍首相による首脳会談が開催されれば良いとの意向を伝えたことを明らかにした。大統領専用機の機内で開かれた記者懇談会で述べた。 安倍首相は具体的な返答をしなかったという。 李首相は天皇が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」に出席するため、22日に訪日し、この日帰国の途についた。李首相は機内で、「首脳会談に対する私の期待感を(安倍首相に)やんわりと伝えた」とし、時期や場所については言及しなかったと説明した。 これと関連し、政府関係者は「具体的に首脳会談の開催を提案したというより、本人の希望を明らかにした程度と理解してほしい」と述べた。  安倍首相に渡した文大統領の親書の内容を巡り、11月の多国間会議に合わせた首脳会談の開催が提案されたとする日本メディアの報道については、「親書の内容を私が紹介することはできない」とした上で、自身が見た草案の段階では数字が含まれていなかったと指摘。また「これ以上話すことはできない」と述べ、理解を求めた。 今回の訪日の成果については、「懸案に関しては、依然として状況は難しく絡まっているが、私が2日前に日本に向かう機内にいた時に比べ、今は希望が少し増えたと言える」と話した。 また「今回の訪日を通じて普通の日本国民の心の扉を少しでも再び開けたいという思いがあった」とし、「その点で少しでも変化が生じるのではないかと考える」と説明した。 李首相はまた、今回の会談で安倍首相の配慮を感じたとも紹介した。李首相によると、安倍首相は日本についてよく知っている李首相が訪日したことに謝意を示し、昨年9月にロシア極東ウラジオストクで会談したことなど、これまでの関係を振り返ったという。李首相はこれらの対応について、「対話する上で、気まずさを感じない程度に気づかってくれたと思う」と説明した。
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