李氏は日本メディアとのインタビューで、文大統領の親書を安倍首相に伝達する可能性に言及した。
これについて、韓国青瓦台(大統領府)の高官は記者団に対し、「二人(文大統領と李氏)の間でそのような対話があったと思う」としながら「親書を準備していると断定することは難しい」と述べた。
詳しい言及は避けたものの、親書の伝達については否定しなかったため、文大統領が両国関係に関する考えや今後の構想などを盛り込んだ親書を送る可能性が高い。親書には通常、懸案に関する具体的な内容は記さないため、関係改善に向けた意思を示すとみられる。青瓦台関係者は聯合ニュースの取材に対し、「わが政府は対話を通じた問題解決が最優先という原則を示してきた」として、「親書を送る場合、対話の必要性を強調する内容が最も重要なものとして盛り込まれると思う」と述べた。
文大統領の親書外交が両国関係のターニングポイントとなるとの期待があるものの、青瓦台は現在の対立局面を打開できるとの見方には慎重な姿勢を崩していない。青瓦台関係者は「われわれの対話の意思を改めて強調し、日本にも対話を促すことが主な内容になるのではないか」として、「対話のきっかけをつくるという意味として受け止めれば良いと思う」との認識を示した。
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