ユーチューブに投稿された動画の一場面(ユーチューブから)。旭日旗がナチスのハーケンクロイツと同じく戦犯旗であることも説明した=(聯合ニュース)
ユーチューブに投稿された動画の一場面(ユーチューブから)。旭日旗がナチスのハーケンクロイツと同じく戦犯旗であることも説明した=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の広報活動などに取り組む誠信女子大の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授が、2020年の東京五輪で旭日旗を使った応援を認めることは誤りとして、国際オリンピック委員会(IOC)に措置を促す英語の動画(youtu.be/mBeSQgjNb88)を動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿した。

 徐氏が企画・製作した約3分間の動画は、旭日旗が日本の帝国主義と軍国主義の象徴として用いられた歴史的な背景を説明した上で、国際サッカー連盟(FIFA)が管轄するサッカーの国際大会では、FIFAの迅速な対応により旭日旗を使った応援が消えつつあるとした。その例として、昨年のワールドカップ(W杯)ロシア大会でFIFA公式インスタグラムに掲載された旭日旗を使った応援写真とスポンサーのオフィシャルソングのミュージックビデオに登場した旭日旗が、韓国のネットユーザーの抗議により差し替えられたことを挙げた。

 一方、日本が東京五輪の競技場への旭日旗持ち込みを容認することは、政治的行為などを禁じる五輪憲章第50条第2項に背くと指摘。旭日旗を使った応援をIOCが制止しなければ、かつて日本軍に侵略されたアジア各国の国民を再び傷つけことになり、五輪精神にも反すると強調した。IOCに対し、一日も早く旭日旗を使った応援を禁止するよう呼び掛けた。


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