北朝鮮は米国と5日に実務協議を行うことで合意したと発表した(コラージュ)=(聯合ニュース)
北朝鮮は米国と5日に実務協議を行うことで合意したと発表した(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官は1日、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、米朝が4日に予備接触、5日に実務協議を行うことで合意したと発表した。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は6月末の首脳会談で、北朝鮮非核化を巡る実務協議を「2~3週間以内」に再開することで合意したが、その後、北朝鮮は韓米合同軍事演習などを理由に協議を先送りしてきた。米朝首脳の合意から3カ月で開催にこぎつけることになる。 崔氏は談話で「今回の実務協議を通じて朝米(米朝)関係の肯定的発展が加速することに期待する」とし、「われわれの代表は朝米実務協議に臨む準備ができている」と強調した。ただ、予備接触と実務協議の開催場所についてはいずれも言及しなかった。このため場所については米国側が発表するとの観測もある。 崔氏は9月9日に発表した談話で、「9月下旬ごろ」に米朝実務協議に応じる用意があると表明し、協議再開が迫っているとの見方が出ていた。一方、ポンペオ米国務長官は同月26日(現地時間)、米朝実務協議について「日程が決まっていない」と述べ、協議再開が10月に持ち越される見通しが強まっていた。 実務協議には米国通として知られる前駐ベトナム大使の金明吉(キム・ミョンギル)外務省巡回大使が出席し、米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表との交渉に臨む見通しだ。金氏は9月20日に発表した談話で、自身が米朝実務交渉の首席代表を務めると明らかにしていた。
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