日本製品の不買を訴える人々(資料写真)=(聯合ニュース)
日本製品の不買を訴える人々(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ブランド価値の評価会社ブランドストックが30日発表した2019年7~9月期の「韓国100大ブランド」で、カジュアル衣料品店ユニクロの韓国におけるブランド価値が前期から27ランクダウンの99位となった。日本政府の対韓輸出規制強化を受けた日本製品不買運動の広がりが影響したとみられる。

 

 また、日本に打ち勝つという「克日」ムードへの賛同が広がり、韓国車のブランド価値は大幅に上昇したのに対し、航空・旅行ブランドなどは日本旅行自粛の直撃を受けるなど、主要ブランドで明暗が分かれた。

 韓国車は現代自動車の高級車ブランドのジェネシスが前期から28ランクアップの28位、同社のグレンジャーが27ランクアップの58位となった。前期にはトップ100に入っていなかった同社のソナタも62位にランクインした。

 一方、韓国航空ブランドはアシアナ航空が8ランクダウンの31位、大韓航空は21ランク下がり48位と低迷した。韓国の旅行最大手ハナツアーも9ランクダウンの24位。ブランドストックは、日本の輸出規制による不買運動がこの先も韓国の国内産業のさまざまな部門に影響を与えるとの見通しを示している。

 昨年まで8年連続でブランド価値1位をキープしてきた韓国・サムスン電子のスマートフォンブランド、サムスンギャラクシーが今回のランキングでも首位を守った。2位は韓国大型スーパーのイーマート、3位は韓国対話アプリのカカオトークだった。

 100大ブランドは評価指数「BSTI」の高いブランドを上位100位までランキングしたもの。BSTIは計約230部門の代表ブランド約1000を対象に、模擬株式取引によって形成したブランド株価指数(70%)と消費者調査指数(30%)を組み合わせて算定する。


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