ダンフォード議長(左)と朴漢基議長(資料写真)=(聯合ニュース)
ダンフォード議長(左)と朴漢基議長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は27日、朴漢基(パク・ハンギ)議長が29日から来月2日まで訪米し、米ワシントンで開かれる米統合参謀本部議長の交代式に出席すると発表した。

 

 韓国の制服組トップが米軍制服組トップの交代式に出席するのは初めて。朴議長は退任するダンフォード議長、ミリー次期議長と会談し、韓米同盟強化や朝鮮半島の安全保障状況などをテーマに意見交換する予定だ。

 合同参謀本部の関係者は「朝鮮戦争参戦碑への献花も含め、韓米同盟強化のために出席を決めた」と伝えた。

 離任式と就任式には自衛隊制服組トップの山崎幸二統合幕僚長も出席する。米国は行事終了後、韓米日の制服組トップによる1時間程度の会合の場を設けるという。

 昨年12月、韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したと日本が主張する問題や、今年8月に韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了を決めたことなど、安全保障分野でも韓日の亀裂が深まる中で、韓米日の軍首脳部が一堂に会することになる。この席では韓米日の安保協力問題が取り上げられるとみられ、米国がGSOMIA問題について触れるかどうかにも関心が集まる。

 合同参謀本部の関係者は「米統合参謀本部議長の就任を祝って茶話会の形式で話し合う席になるとみられる」と述べた。

 ミリー氏は、来月1日から任務を遂行する。同氏は2015年8月に陸軍参謀総長に昇進するまで、イラクやアフガニスタンでの「テロとの戦い」にも参加した。在韓米軍での勤務経験もあり、昨年8月には韓米同盟に寄与した功労を認められ、韓国政府から勲章を授与されるなど韓国との縁もある。5月に訪韓した際は鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官、ソ・ウク陸軍参謀総長と面会した。


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