米PBCの番組に出演した康長官(PBCの放送画面より)=(聯合ニュース)
米PBCの番組に出演した康長官(PBCの放送画面より)=(聯合ニュース)
【ニューヨーク聯合ニュース】訪米中の康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官は26日(現地時間)、米公共放送(PBS)の番組に出演し、北朝鮮の非核化を巡る米朝実務交渉が再開された場合、昨年6月にシンガポールで行われた初の米朝首脳会談での合意が急速に進展する可能性があるとの見方を示した。

 康氏は、「米朝首脳会談は華やかなイベントではあったが、実際に成果は多くなかった」と指摘した司会者に対し、「朝米(米朝)の最高指導者が信頼を構築・維持したことが重要な部分だ。北の最近のメッセージも合意に至るために対話を続けるというものであり、トランプ大統領のメッセージも同様だ」と答えた。

 一方、韓国と日本の対立については「歴史が長い影を落としている状況」としながらも「韓日は隣国として70年間、相互依存的な関係を保ってきた」と説明。同日行われた日本の茂木敏充外相との会談にも触れた上で「対話を通じて問題を解決していく」と、外交的解決を強調した。

 また、旧日本軍の慰安婦問題や日本による植民地時代の強制労働の被害など、歴史に対する韓日間の認識差に言及しながら日本の対韓輸出規制について、韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じた強制徴用訴訟に対する報復措置であり、「われわれとしては受け入れることはできない」と述べた。


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