科学技術情報通信部の文次官はIAEAの年次総会で演説し、福島原発の汚染水処理問題を取り上げ、汚染水を海洋に放出することの危険性を国際社会に訴えた=(聯合ニュースTV)
科学技術情報通信部の文次官はIAEAの年次総会で演説し、福島原発の汚染水処理問題を取り上げ、汚染水を海洋に放出することの危険性を国際社会に訴えた=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国の科学技術情報通信部と原子力安全委員会は19日、国際原子力機関(IAEA)のフェルータ事務局長代行が東京電力福島第1原発から出る放射性物質を含んだ水の処理問題を原子力の安全に関する全ての事案のように重きを置いて扱っていることを明らかにしたと伝えた。 フェルータ氏は、オーストリア・ウィーンで開催中のIAEA年次総会に出席した同部の文美玉(ムン・ミオク)第1次官、同委員会の厳在植(オム・ジェシク)委員長と17日に面談した際にこうした内容を説明した。 面談で文氏は福島原発の汚染水処理問題について、福島原発事故への対応と同じ水準の関心と役割が必要だとした上で、汚染水処理が国際社会の同意の下、客観的かつ透明な方法で、放射線防護の基本原則に合わせて検討されることになるよう要請した。 厳氏は18日に行った日本の原子力規制委員会の更田豊志委員長との会談で、福島原発の汚染水処理は世界の環境に影響を与えるものであり、国際社会との十分な協議を経て合理的な処理方法を決定するよう促した。
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