コンテンツ産業の戦略発表会に出席した文大統領=17日、ソウル(聯合ニュース)
コンテンツ産業の戦略発表会に出席した文大統領=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が17日、ソウル市内の人材育成拠点「コンテンツ人材キャンパス」で行われた「コンテンツ産業3大革新戦略発表会」に出席した。文大統領は「コンテンツは文化を超え、韓国経済をよみがえらせる重要な産業になった」としながら、「われわれのコンテンツの強みを生かし、創意的なアイデアと革新的な技術を持つクリエーターたちがいくらでもチャレンジし、成功できるよう、政府が後押ししていく」と表明した。 文大統領が国民向けのコンテンツ産業政策発表の場に出席したのは2017年5月の就任以降で初めて。韓流に代表される国内コンテンツ産業を経済成長のエンジンにするという意思を示す狙いがある。 文大統領は「文化を輸入していた国から輸出する国になり、12年に初めて文化産業の黒字国へ変貌を遂げた。文化コンテンツ輸出は直近5年間に年平均16%以上成長し、昨年1年間だけで100億ドル(約1兆800億円)の輸出成果を収め、世界7位のコンテンツ強国に発展した。分野別では半導体に次ぐ成長の勢いだ」と紹介した。コンテンツ産業の従事者は65万人を超え、雇用面でも重要産業になっていると強調した。 文大統領は、数多くのクリエーターの努力があったからこそ韓国はコンテンツ強国になれたとし、「クリエーターたちの努力に翼を付けたい」と述べた。 コンテンツ産業3大革新戦略の内容を取り上げ、「アイデアや技術だけでも新たなスター企業になれるよう、政策金融で後押ししていく」「仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、複合現実(MR)を活用したコンテンツを育成し、未来成長エンジンを確保する」などと説明した。 文大統領はコンテンツ産業の従事者らに向け、「思う存分、想像し、チャレンジしてほしい。われわれがともに想像し、作り上げるコンテンツが世界をリードしていく」と呼び掛け、「政府がチャンスの扉を開く」と約束した。
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