書簡では旭日旗が19世紀末から太平洋戦争などの日本帝国主義のアジア侵略戦争時に使われた日本軍の旗で、現在も極右団体の外国人に対する差別・憎悪をあおる集会などに使用されていることを指摘した。
また、ナチスのハーケンクロイツが欧州の人たちに戦争の悪夢を思い出させるように、旭日旗は日本の侵略を受けた韓国や中国、東南アジア諸国に歴史の傷を想起させる明白な政治的シンボルだと主張した。
国際サッカー連盟(FIFA)も旭日旗の使用を禁止していることを説明した。
その上で、旭日旗の使用は世界平和の実現や人類愛を実践する五輪の精神や価値に真っ向から反すると強調。IOCに対し、東京五輪組織委が方針を撤回して旭日旗の持ち込み禁止に向け徹底した対策を講じるよう、積極的な役割を果たすよう要請した。
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