9日、ゴールデンレイ船内に取り残された船員を救助するため、船尾側で作業を進める救助チーム=(AP=聯合ニュース)
9日、ゴールデンレイ船内に取り残された船員を救助するため、船尾側で作業を進める救助チーム=(AP=聯合ニュース)
【ブランズウィック、ソウル聯合ニュース】8日未明(現地時間)に米南東部の沖合で韓国・現代自動車グループの物流会社、現代グロービスに所属する大型自動車運搬船「ゴールデンレイ」が転覆した事故で、船内に取り残されていた韓国人船員4人の救助に当たっていた米沿岸警備隊(USCG)は9日夕方までに全員を救助した。

 USCGは9日午後6時ごろ、ツイッターに「USCGと救助隊員がゴールデンレイに残っていた最後の船員を無事救出した。船員全員の所在が確認された」と投稿した。

 同船は8日午前1時40分ごろ、米ジョージア州ブランズウィック港から12.6キロの海上で船体が左舷方向に傾く形で転覆した。乗船していた24人のうち20人は救助された。

 残る韓国人4人について、USCGは9日午後0時45分ごろ、生存を確認したと伝えた。船体に穴を開けて内部に閉じ込められていた船員と連絡を取り合い、最初に2人、続いて1人を救助。さらに夕方までに残る1人を救出した。

 一方、韓国外交部の当局者は10日(日本時間)、船の機関室に閉じ込められていた韓国人4人全員がUSCGに救助され、健康状態を調べるため病院に搬送されたと明らかにした。4人の健康状態は「比較的良好」と伝えた。


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