ソウル市内の病院の新生児室。韓国の2018年の合計特殊出生率は1.0を割り込んだ=(聯合ニュース)
ソウル市内の病院の新生児室。韓国の2018年の合計特殊出生率は1.0を割り込んだ=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】2015~18年の韓国の合計特殊出生率(女性1人が生涯に産む子どもの推定人数)の平均が1.11人で、世界で最も低い水準であることが2日、韓国統計庁が発表した資料などで分かった。

 国連の人口推計(15~20年)では、世界201カ国・地域の合計特殊出生率の平均は2.47人。韓国に次いで、台湾(1.15人)、マカオ(1.20人)、シンガポール(1.21人)、プエルトリコ(1.22人)、モルドバ(1.26人)などが低い。

 韓国の1970~74年の合計特殊出生率の平均は4.21人で、世界の平均程度を維持していた。70~75年の国連の統計では、世界の合計特殊出生率の平均は4.47人だった。

 韓国の昨年の合計特殊出生率は0.98人で、下落傾向は続くものとみられる。

 一方、平均寿命は延びている。平均寿命は、今後、死亡状況が変化しないと仮定し、その年に生まれた0歳児が平均で何歳まで生きられるのかを予測する数値。

 2015~18年の韓国の平均寿命は82.5歳で、国連推計(15~20年)の世界の平均72.3歳より、10.2歳長い。国連推計で最も平均寿命が長い香港(84.6歳)と大差がなかった。

 韓国の1970~74年の平均寿命は63.1歳だった。

 また外国人の入国者数から出国者数を差し引いた韓国の純流入数は2015~17年の平均が9万7000人だった。


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