北朝鮮メディアが公開した今月16日に発射した飛翔体=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮メディアが公開した今月16日に発射した飛翔体=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の青瓦台(大統領府)は24日、北朝鮮が同日早朝に飛翔(ひしょう)体を発射したことを受け、国家安保室長主宰の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開催した。NSCは北朝鮮の発射に強い憂慮を示した上で、朝鮮半島の緊張を高める行為を中止するよう求めた。 青瓦台によると、NSCは北朝鮮が反発していた韓米合同軍事演習が終了したにもかかわらず、短距離飛翔体を発射したことに懸念を表明。「朝鮮半島の軍事的な緊張を高める行動を中止すべきだ」と促した。 また、南北と米国の首脳が合意した朝鮮半島の完全な非核化という目標を達成するため、北朝鮮が早期に非核化を巡る米国との交渉に臨むよう、国際社会と外交的努力を尽くすとした。 米国の情報当局と緊密に連携し、今回の飛翔体を詳しく分析する方針も示した。 韓国軍の合同参謀本部は北朝鮮が24日午前6時45分ごろと同7時すぎに、北東部の咸鏡南道・宣徳付近から朝鮮半島東側の東海に向け、短距離弾道ミサイルと推定される飛翔体を発射したと発表した。 飛翔体の高度は97キロで、約380キロ飛行したという。最大速度はマッハ6.5(音速の6.5倍)以上と確認された。 合同参謀本部は「韓米当局が(飛翔体の)正確なスペックなどを分析している。日本から関連情報の共有要請があれば、(11月末まで有効の)軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に基づき情報を共有する」と伝えた。
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