また、「対話に役立つことはどんどんやっていき、妨げになることは減らしていく相互の努力を共に果たしてこそ対話の成功を収められる」と述べた。
非核化を巡る米朝実務協議の再開を控え、北朝鮮が相次いでミサイルを発射し、文大統領を非難して情勢を悪化させていることに懸念を示し、自制を促したものと受け止められる。
文大統領は「何より重要なのは南・北・米の対話が始まり、前に進んでいるという事実」として、「今の対話局面はただやってきたものではなく、いつ爆発するか分からないほど高まった緊張への憂慮や、平昌五輪の絶妙な活用、南・北・米の指導者の決断が加わり、奇跡のようにできあがったもの」と強調。「南・北・米をはじめとする関連国やわれわれはこの機会を大切にし、必ず生かさなければならない」と強調した。
また、「(南北協力を通じた)『平和経済』はわれわれの未来の重要な挑戦であり機会」として、「地球上に最後に残った冷戦体制を解体し、平和・繁栄の新しい秩序をつくる世界史の課業かつ朝鮮半島の死活がかかった課題であり、70年を超える対決や不信の歴史を清算し朝鮮半島の運命を変えること」と述べた。
その上で、「南北の意志だけでなく、国際的な協力が加わらなければならず、非常に難しいことだが、平和で強い国になるためには決して放棄できないこと」として、「北にとっても同じ」との考えを示した。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0