韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は16日朝、江原道・通川付近から朝鮮半島東の東海上に未詳の飛翔体を2回発射した=(聯合ニュース)
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は16日朝、江原道・通川付近から朝鮮半島東の東海上に未詳の飛翔体を2回発射した=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は16日、北朝鮮が同日朝、東部の江原道・通川付近から朝鮮半島東の東海上に向けて未詳の飛翔(ひしょう)体を2回発射したと発表した。韓国軍は追加の発射に備え、関連動向を監視し準備態勢を維持している。 飛翔体の高度や飛距離、最大飛行速度などは韓米の情報当局が分析中。江原道から海に向けて発射したことを踏まえると、短距離と推定される。 北朝鮮がミサイルと推定される飛翔体を発射したのは今月10日以来、6日ぶり。7月25日以降、約3週間の間に6回発射した。今年に入ってからは8回目となる。 北朝鮮は2017年11月、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」を発射した直後に核戦力の完成を主張し、その後は約1年5カ月の間、兵器訓練などを外部に公開しなかった。 だが今年5月4日と9日、ロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版と呼ばれる「KN23」を試射し、7月25日と31日、今月2日、6日、10日にも場所を変えながら短距離飛翔体をそれぞれ2発ずつ発射した。 今回の発射も、韓米が実施中の合同軍事演習への反発とみられる。韓米は11日から、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管に焦点を合わせた今年下半期の合同演習を行っている。演習は20日まで。
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