17日に朝鮮中央テレビが公開した「北朝鮮版ATACMS(米軍の地対地ミサイル)」と呼ばれる短距離弾道ミサイルの発射場面=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
17日に朝鮮中央テレビが公開した「北朝鮮版ATACMS(米軍の地対地ミサイル)」と呼ばれる短距離弾道ミサイルの発射場面=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】10日間の日程で実施中の下半期の韓米合同軍事演習が20日に終了する。北朝鮮は演習に反発し、相次いで短距離弾道ミサイルを発射した。演習終了後の非核化を巡る米朝実務協議の再開への期待が高まっており、北朝鮮がミサイル発射を停止するか注目される。

 演習は兵力を動員せず、コンピューター・シミュレーションによるウォーゲーム(指揮所演習)の形で実施。韓国軍が米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権を行使できる軍事能力を持っているかどうかを評価する初期運用能力(IOC)を検証することに注力した。検証結果は10月、ソウルで開かれる韓米軍事委員会(MCM)や韓米定例安保協議(SCM)に報告される。

 韓国軍は早ければ2022年までには有事作戦統制権の韓国軍への移管が可能との見通しを示している。

 韓国軍関係者は「北が演習終了後も短距離ミサイルを発射する可能性があり、対北警戒・監視態勢を引き続き維持する」と述べた。


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