6月28日、ソウルの外交部庁舎で会談する李氏(右)とビーガン氏=(聯合ニュース)
6月28日、ソウルの外交部庁舎で会談する李氏(右)とビーガン氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米国務省によると、ビーガン北朝鮮担当特別代表は20~22日に韓国を訪問する。19~20日は日本を訪れる。同省は北朝鮮の「最終的で完全に検証された非核化(FFVD)」への連携強化のため、韓日の当局者と協議すると説明した。 ビーガン氏が韓国入りする20日には韓米合同軍事演習が終了する。北朝鮮は韓米合同演習に強く反発しており、演習終了に合わせ、非核化を巡る米朝の実務交渉の再開を急ぐ狙いとみられる。 トランプ米大統領は10日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が親書で韓米合同演習が終了した後、交渉を再開したいと述べたことをツイッターで明らかにしていた。 韓国外交部は李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長がビーガン氏と会談し、米朝交渉の再開を朝鮮半島の完全な非核化や恒久的な平和定着の実質的な進展につなげるための協力について議論すると発表した。 ビーガン氏は訪韓中、統一部や青瓦台(大統領府)の高官らとの会談も調整しているとされる。また、今回の訪韓を機に、南北軍事境界線がある板門店などで米朝交渉が再開される可能性があるとの見方も出ている。 訪日中には日本の経済報復により韓日の対立が深まる中、北朝鮮問題を巡る韓米日の3カ国連携には影響が出ないよう働きかけるとみられる。
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