韓国軍合同参謀本部は31日、北朝鮮が同日早朝に東部からミサイルを発射したと発表した。写真は26日に朝鮮中央テレビが報じた新型短距離弾道ミサイルの発射模様=(聯合ニュース)《転載・転用禁止》
韓国軍合同参謀本部は31日、北朝鮮が同日早朝に東部からミサイルを発射したと発表した。写真は26日に朝鮮中央テレビが報じた新型短距離弾道ミサイルの発射模様=(聯合ニュース)《転載・転用禁止》
◇北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発発射 低高度で250キロ飛行 韓国軍合同参謀本部は31日、北朝鮮が同日早朝に発射した飛翔体2発は「短距離弾道ミサイル」だったと明らかにした。同本部は「わが軍はきょう午前5時6分、5時27分ごろに北が(東部の)元山付近から北東方面の海上に発射した短距離弾道ミサイル2発(の軌跡)を捉えた」と発表した。高度は約30キロ、飛距離は約250キロと推定され、韓米の情報当局が詳細を分析しているという。◇韓国大統領府がNSC常任委を緊急招集 北ミサイル発射受け 北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射を受け、韓国青瓦台(大統領府)は31日午前11時、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を緊急招集した。鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)が主宰。高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官は「北のミサイル発射と現在の安保状況に関し議論する予定」と伝えた。◇韓国国防相「韓国を威嚇・挑発するなら北朝鮮は敵」 韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官は、政府系シンクタンクの韓国国防研究院(KIDA)がソウルで開いた国防フォーラムで演説し、「われわれを威嚇し、挑発するなら北の政権と軍は当然『敵』の概念に含まれる」と述べた。鄭氏が昨年9月に国防部長官に就任して以来、北朝鮮に対する発言で最も強い表現だ。◇韓日 48件の北朝鮮核・ミサイル情報共有=軍事情報協定発効後 韓国と日本は北朝鮮の核・ミサイル関連情報などを共有するために軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結して以降、これまでに48件の関連情報をやり取りしてきたことが分かった。韓国国会国防委員会の河泰慶(ハ・テギョン)議員(野党・正しい未来党)が「国防部によると、北の核・ミサイルに関し、韓国が日本に24件、日本は韓国に24件、情報を(伝えて)共有した」とフェイスブックで紹介した。◇与党代表 ホワイト国除外に「最高水準の対応」 与党「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は、日本が安全保障上の友好国として輸出上の手続きを簡素化する「ホワイト国」から韓国を除外した場合には「最も高い水準の対応に乗り出さなければならない」と述べた。李氏は「日本政府は決して誤った決定を下してはならない」とした上で、与党、政府、青瓦台がホワイト国からの除外だけでなくさまざまなシナリオを念頭に置いて万全の体制を整えていくとの姿勢を示した。◇サムスン電子の4~6月営業益 前年比56%減 サムスン電子が31日発表した4~6月期の連結決算(確報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は6兆6000億ウォン(約6060億円)で、前年同期比55.6%減少した。2大主力事業である半導体とスマートフォン(スマホ)部門の不振が重なり、営業利益は前期比では5.8%増加したものの、過去最高の17兆5700億ウォンを記録した2018年7~9月期の半分にも満たなかった。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0